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10月, 2023の投稿を表示しています

値上げ

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  今回の「ヤマたの」 は参加者11名、ボランティア8名。 登録者は16名、ボランティアが14名です。 多い年には25名の登録者がいた年もありました。 登録者や参加者が減少している事は、 「ヨカたの」 全体の傾向です。 「サカたの」は、50人を突破し、60人を目指すとこまで参加者が増えていきました 。 その 「サカたの」も、 現在の登録者は30名程度です。 増えているのが「パンたの」。 調理室に入れないために募集をお断りしている段階です。 コロナ以降、参加者の減少傾向にストップがかかりません。 来年度からは、受講費の値上げも検討しなければ・・・・。    特に移動費が毎回かかる「ヤマたの」は、 スタッフの自己負担が大きくなっています。 ご理解ご協力をよろしくお願いします。

今年の「ヤマたの」の活動は先日の長者原で・・・

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  今年の「ヤマたの」の活動は先日の長者原で終了した。 2023年の活動 は 佐賀関の龍馬街道 久住高原 長者原の3箇所。 いずれも、みんなの笑顔を感じることができました。 自然の中でみんなと触れ合いながら山歩きをする事は楽しい。 特に長者原は、天候にも恵まれ、秋の高原を満喫できました。 ススキの素晴らしさ ナナカマドの赤 コナラの黄色 紅葉していない緑の木 自然の色彩がきれいでした。 歩くことで少し汗ばんできました。 風も心地よさが感じられました。 自然を体感すると人は優しくなれます。 この体験をさせてくれたメインスタッフの方や参加してくれた皆さ んに感謝したい気持ちです。 今回は、久しぶりのメンバーが復帰。 新しいサポートスタッフも2人参加してくれました。 様子は  youtube  でご覧ください。 2024年が参加者が増えて充実した山歩きができるといいと思い ます。 来年も、「ヤマたの」 を楽しみましょう。

自分で考える②

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 秋ちゃんに自分で考えてもらうために、私たち(教員・大人)は、壁を作りました。壁、というより ハードル でしょうか。 人は、スムーズに事が進んでいくと考えることをしなくなります、。支援が多いほど、人は考えなくなります。 けれど、目の前に困難な状況、乗り越えなければならない物事があると、それをなんとかして乗り越えようとして、人は 考える ことを始めます。 私たち教員(大人)は、子どもたちにハードルをクリアしてもらうために様々な支援をします。 冬ちゃん(仮名)は中学部の女子です。学校で自分の周りにあふれている情報がとても気になる女の子。 今日欠席のあの子はどんな理由で欠席しているのか、先生たちはいつどこに集まって会議を開くのか、、(笑)、、。 その興味は、特定の友だちに向かうこともあります。いつもその友だちのそばに行って話しかけたり、その友だちの連絡帳をチラ見したり、、、。 しつこくなってきて、その子が嫌がるようになりました。冬ちゃんとその子の関係がよろしくない感じになってきました。その子は当然、冬ちゃんにやめてほしいわけです。 「冬ちゃん、連絡帳をのぞかないで。」 「〇〇ちゃん、嫌がっているよ。」 私たちが冬ちゃんに直接的な言葉で言うこと、また、〇〇ちゃんの気持ちを代弁して冬ちゃんに伝えることもひとつの方法。 でも。私たちは冬ちゃんにこんなふうに言いました。 「よし、冬ちゃん、どんどん〇〇ちゃんに話しかけよう!!。どんどん話しかけて、どんどん連絡帳見て、どんどん嫌われるぞ~~!!」 そういわれた時の冬ちゃんの表情!お見せしたいくらいです(笑)。私たちが言葉で作ったハードル。・・・冬ちゃんは考え始めます。 「どんどん、話しかけな~い、、、。どんどん連絡帳みませ~ん、、、。嫌われたくないです、、、😔。」 それでも、しばらくは〇〇ちゃんへの興味は続きます。すぐには変わりません。ですが、このやりとりを続けているうちに「自分のしていることが大好きな〇〇ちゃんにとっては嫌なことなんだ」とわかったのか、自分の言動をふと考え、立ち止まるような姿が見られるようになりました。 自分で考える子になってほしい。 我が子に対して、担当しているお子さんに対して、誰もがそう思うものです。 けれども「自分で考えなさい!!」と言い放っても、なにも変わらない。 どうしたら 自分で考える ようになるのか

自分で考える①

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私たちはよく「こうなってほしい子ども像」として「 自分で考えることができる子ども 」と掲げます。 秋ちゃん(仮名)は中学部1年生。この春、地域の小学校から支援学校の中学部に入学してきました。 秋ちゃんは、なんでも、どんなことでも私たち教員(大人)に聞いてきます。 「せんせ~、トイレに行ってもいいですか~?」 「せんせ~、あの~、、、連絡帳を書いてもよいですか~?」 「せんせ~、あの~・・・・」「せんせ~・・・」 秋ちゃんが「あの~」という頃には、秋ちゃんが何を言いたいのかわかります(笑)。 最初のうちは言い終わるまで待って、「うん、いいよ、トイレに行っておいで。」「連絡帳?書いていいよ。」等と丁寧に?答えていたのですが、一事が万事この調子なので、先生方とどうしたものか、と相談しました。秋ちゃんに自分で考えて自分で判断してほしい。そのためには・・? そして、秋ちゃんがある日の昼休みにいつものように 「せんせ~・・・・」と言った瞬間に、 「え?だれ?!なに先生??教頭先生か!!?校長先生か!!『校長先生~~~!!』」 と、そこにはいるはずもない校長先生を大きな声で呼んでみました。 秋ちゃんはびっくり!!慌てて、 「いえ、あの、、違います。●●先生(担任)です・・。」 と答えました。(笑) そして、 少し考えて、 引き続き秋ちゃんはこう言いました。 「 ●●先生 、あの~・・・トイレに行ってもいいですか?」 先生の名前を言ったのは合格!!でも教室にいた私たちは全力で、 「だめ~~~~~!!!!」 と言いました。 昼休みです。トイレに行っていい時間。むしろ、行ってください、の時間です。 秋ちゃんは、びっくりした様子でしたが、一生懸命 考えました。 「先生にどう伝えたら私はトイレに行けるのか」(笑)。 しばらく考えて、、、秋ちゃんは言いました。 「●●先生、トイレに 行ってきます !!」 ピンポン、ピンポ~ン!!正解でした。秋ちゃんは無事ニコニコ顔でトイレに行くことができました。 学校生活の中のほんの1~2分の秋ちゃんとのやりとりです。 でも、それを日々繰り返しているうちに、秋ちゃんは、今、トイレに行くとき、どんな伝え方をすればいいかを、まず 自分で考えてから 言葉を発しています。また、トイレに行きたい時だけではなく、違う場面でも「まず考えてから」。 可愛い可愛い秋ちゃんは、

羅針盤5  ー なんと バフェットか ー

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「羅針盤」の最後は・・・。 なんと。 世界一の金持ちになったこともある ウォーレンバフェット 。 投資の神様といわれています。 2023年は世界5位。 93歳のスーパーおじいちゃんです。 彼は1代で14兆円資産を作っています。 一般の投資家は、3%から5%の収益を上げる。 バフェットは20%もの利益を上げる天才。 なぜこれほどの資産を作れたか。 どう生きて来たのか。 彼の生き方をみんな学ぼうとしています。 私も、彼の本を読みました。 成功者の言葉は金言 です。 尊敬できる人のもとで働け バフェットも学ぶ時期では、  つまり種を巻く時期では、 人の手を借りたのです。 そして、「羅針盤」を作ったのです。 パフェットは、 グレアム に師事した事は有名な話です。 そこで学ん だ金融に対する知識で、世界一の投資家になることができました。 保護者や支援する大人たちは、グレアムにならなければなりません。  彼らにとって、尊敬できる人。  尊敬できる人は聞かれたら、   お父さんです。   お母さんです。   〇〇さんです。 保護者の皆さんや支援する大人が尊敬できる人なら大丈夫。 しかし、世の中は甘い言葉で彼らを誘惑する。 甘言に溢れています。 バフェットのルール ルール1 絶対に損をするな。 ルール2 ルール1を忘れるな。 思わず笑ってしまいました。 しかし、金言。

羅針盤4  ー「種」ー

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  大分大学体育会サッカー部も「サカたの」も、 私がサッカー部の監督時代の選手がメインで担当をしています。 2人とも学生時代から、 選手としても 人間としても 真面目で尊敬できる人柄でした。 その2人がスタッフとして加わり、 2・3年後にメインで指導を担当しています。 「種」をまくとは 「旅する(人生を歩む)中で.環境を整えていく。」 ことにに尽きます。 保護者や支援する大人ができる事は、 彼らが生きていくための環境を整えていく。 人生を歩んでいく道標を示してあげる。 そして、 羅針盤を作り上げて本人に安心して生きていける方向性を作り上げ ていくことだと思います。 学生時代に「種」をまき。 スタッフ時代に「方向性」を自分なりにつくり。 メインになって「羅針盤」に沿って歩み始める。 サッカー部とサカたのを任された2人は、 「羅針盤」を保ちながら進んでいます。 本人たちにとっては、目の上のたんこぶの如く目障りかもしれません。  しかし、「羅針盤」を見失わないようにサポートしながら、 私もサッカー部と「サカたの」で歩みを続けています。   将来の心配は尽きません。 将来が心配でなりません。 環境を整えるために種を撒き。 環境を整えるために、水をやり。 「羅針盤」が決まったら、そばで歩んでいくのです。 「はっぴいえんど」の可能性を高めましよう。

羅針盤3  ー矛盾ー

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  私の 「羅針盤」 は、定年あるいは第二の人生のスタートで考えた 。 それは、 いろいろな書籍など に触れながら、作っているように思い ます。 大分大学体育会サッカー部の監督を譲りました。 私にとっては大変 大きな決断だったと思います。 また、サカたの のメインも譲りました。     この2つの大きな決断は、私の羅針盤か導き出したものです。 その 決断の内容については、いずれ触れる機会もあると思います。  今週のテーマは「羅針盤」。 「羅針盤」1 と「羅針盤」2を読み返して、矛盾を感じませんでしたか? あれ? と感じた方は鋭い方です。 1と2には矛盾があります。 1 では、旅の途中で 羅針盤を君に預けたなら 、船はゴールを目指して 進む 2 では、人生の 羅針盤は自ら方向付けたいと言う意思 が重要になって きます。 としています。 なぜ? 「矛盾」 したような表現になるのでしょうか? ヒントは文頭の私の羅針盤の文章にあります。 何もないところから、羅針盤を決めることはできません。 私の場合 は、書籍などに触れながら、羅針盤をつくりました。  つまり、 書籍などが「種」 だったわけです。 いろいろな「種」によって作ら れた考えで、羅針盤を作ることができ、まるで自分で考えたように 満足していろいろ決断をしたのです。  では、障がいを持っている人の場合は、どうなるのでしょうか? 「種」とは、 保護者や支援する大人の言葉や態度 だと思います。 こんな 風にすれば、体も鍛えられて長生きできるよなぁとか。 仕事を丁寧 にすると、みんなから褒められて信頼される人になるよなぁとか。 このような「種」から彼らの「羅針盤」が生まれ、 まるで自分で考えたよう に決断していくのだと思います。 自分で作ったように思える「羅針盤」は、 実は桑田さんの言う 預ける が 正しいのかもしれません。 そんなことを感じます。 保護者や大人は、「種」を撒きましょう。

羅針盤2 −自ら方向づけたという意思−

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  私の「羅針盤」を作るにあたって、 fp = ファイナンスファイナンシャルプランナー の資格 を習得しました。  保険の外交員や銀行員になるつもりはありません。  定年後の人生プランを考えて、お金について勉強したい。 そんな考 えで、ファイナンシャルプランナーの資格を習得しま した。  ライフプランや税金、年金、社会保険など、基本的なところを勉強 してミスのない金銭感覚を身に付けることができたと考えてます。 人から言われたわけではなく、 自ら考えて、 人生設計を変えていこ うと思いました。  人から強制されても、 f p試験を受験することも 受験勉強すること も選択しなかったでしょう。   つまり、人生の「羅針盤」は、 自ら方向づけたという意思 が 重要になっ てきます。 これは、障がいを持っている人にとっても全く同じ。 いや、より強く出るところではないかと思います。  つまり、「羅針盤」は自ら選択して 決めたというところが大事なのです 。

羅針盤1

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  人生の進む方向をどのように考えるか? ここ数年、定年を迎えるにあたって、いろいろ考えました。 (今年の3月に定年退職しました。) サザンオールスターズの「 はっぴいえんど 」という曲があります。 歌詞を抜粋すると 言葉よりそばにいて欲しい 眠れない僕の手を握りしめて 病む時も笑顔見せてくれ 僕よりも長く生きる君を 旅の終わりがハッピーエンドならいいのに 君の顔色伺いながら 旅の途中で羅針盤 君に預けたら 船はゴールを目指して進む いい曲ですので、聞いてみて下さい。 子ども達は、親よりも長生きをします。 その将来が心配でなりません。 しかし、行く末は本人の行き方にかかっています。 本人も保護者さんもハッピーエンドで過ごすためには、 羅針盤 を作 っていきましょう。

ヨカたのの「たの」

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  楽しい時間 。 そう聞いて、あなたは何を思い浮かべますか? 何をしている時「楽しい」と感じるか、は、人それぞれ。 その「楽しい」こと(時間)がいつも同じという人もいるでしょうし、変化する人もいることでしょう。 「あの頃は〇〇が楽しかったけど、今は△△が楽しい。」 「あの頃からずっと、ずーっと■■をしている時が楽しい。」 「何回かしてたら、なんだか楽しくなってきちゃった。」etc. ヨカたの(サカたの、オンたの、ヤマたの、ビたの、ノウたの、パンたの、 ソウたの )の「 たの 」は楽しい時間を過ごそうの「 楽(たの) 」です。 「だいぶ誘ったんだけど、本人が行きたくないっていうので今日はおやすみします」という連絡を時々いただきます。 「あら~、、、お母さん・・・大丈夫かな?」と思いつつ、「了解です!」と明るくお答えします。 「私は続けてほしいのだけど、やめたいっていうんです・・」という連絡にも、引き止めることはまずありません。 ヨカたのは「行かなければならない場所」ではありません。みなさんにとってなにかしら「楽しい場所」であってほしい。もっと言うと、ヨカたののどこに「楽しい」を感じているかはみなさん違ってよいのです。 「行きたくない場所」、「つらい場所」、「笑顔になれない場所」「楽しいを感じられない場所」になっちゃうのであれば、それはヨカたのいちばんの方針とはかけ離れていることになります。 笑顔になって帰ってほしい。それが私たちのいちばんの願いです。 「サカたの」でいいますと。サカたのには、様々な「 楽(たの) 」を感じている方がいます。 ボールを蹴ること、走ること、守ること、 シュートを決めること、パスを出すこと、 サッカー⚽のことは、もちろんですが、 練習前のバッタ取り(これはルーティンかな?(笑))、 学生コーチ、マネージャー、スタッフとの会話、 練習後の温泉♨、という人もいるとか・・・。 「 楽しい 」についてもっと突き詰めて?深く?書くつもりでしたが・・・。

「サカたの」と「知的障がい者サッカー大分県選抜チーム」

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 今回は「サカたの」のお話。 「サカたの」は「 サ ッ カ ーで 楽 しい時間を過ごそう」。 サッカーを通して、スポーツの楽しさ、人との交流の楽しさを実感してもらい、ボランティアの人たちと一緒にサッカーを生涯スポーツとして楽しみながら生活していく環境をつくることを目的としています(サカたのHP http://sakatano.yokatano.com/より)。 サカたのの練習会後半の時間帯は、A~D、そしてジュニア(小学生)と5つのグループに分かれてゲームを楽しみます。 「 知的障がい者サッカー大分県選抜チーム (以下、選抜チーム)」は、文字通り大分県の代表として、九州各県で開催される九州大会、九州リーグなどの公式戦に参加します。目的は、競技力の向上であり、目標は九州大会など勝利すること。 サカたのから選ばれた(選抜された)メンバーが、サカたの以外の時間にも定期的に練習をしています。 (以前は臼杵や佐伯にもサカたのと同じようにサッカーチームがあり、各チームから選ばれし皆さんでチームを作っていましたが、現在はサカたのからのみ、です。) 「 サカたの 」と「 選抜チーム 」。 過去に「選抜チームは(練習が)きついから、ボクは『サカたの』だけでいいです😅。」と選抜チームを辞退した方もいました。 選抜チームに属していても「もっとうまくなりたいし、もっと練習したい。」とサカたのからも選抜チームからも離れていった方もいました。 あなたは、なにをしている時が「楽しい」と感じますか? ご存じのとおり、ヨカ たの にはすべて「 楽(たの) しい時間を過ごそう」です。 明日は「 楽しい時間 」について考えてみます。

「ソウたの」3

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「ソウたの」 は、オンラインコミュニティーを考えています。 「オンライン」 =  webを使ったネット上。 「コミュニティー」= 課題を共有できる人の話し合いの場。 コロナ以降、 急速にオンラインコミュニティーが広がってきました。 移動距離なしに、話し合いの場がある事は、 今の世の中の必然だと思います。 子どもさんの将来を見通していくと 15歳時の悩み 20歳時の悩み 30歳時の悩み といろいろだと思います。 その悩みに対して、 保護者同士で交流しながら解決出来たら 話し合いの中で担当者の意見を聞けたら、 話すことで、解決できなくとも寄り添うことができたら、 「ソウたの」の存在意義があると思います。 ベテランの保護者の方の意見 若い保護者の方の新鮮な疑問 楽しいコミュニティーになりそうな気がします。 「ソウたの」  参加の流れ 1  らくらく連絡網で、開催日の告知 2 らくらく連絡網で、参加希望を返信 3  らくらく連絡網で希望者に、zoomのミーティング ID   パスコードを連絡 4 当日はそのIDとパスコードを使ってオンライン   コミュニテ ィーに参加する。 費用については、年間のzoom使用料が2万円です。 そのため、1回1人500円考えてます。