褒め逃げ

 教育実習で訪れた大学の特別支援学校で、まず驚いたのは先生方が子どもたちを「めっっっっっちゃ褒める」ことです。ただ褒めるではありません。めっっっっちゃ、です。

「〇〇さん、△△してすごいねぇ!!」

「□□さん、もうできたの?すご~~~~い!!」

私が実習させてもらったのは高等部でしたから、少し違いますが、それでも、それに近いものは日々目にしましたし、小学部の先生ともなると声のトーンも大きさも動きまで違いました。

どんな小さなことでも、あたりまえのことでも、同じことを何回しても何度でも褒めていました。

子どもたちは当然「ドヤ顔」です。うれしくてうれしくてたまらない様子😊。

同期とは、実習後もしばらくその「褒め方」を真似て、お互いを大げさに褒め合うごっこ?をしていたのを思い出します。

褒めることはいいことだと誰もが知っています。
その褒め方にもいろいろあるのだと日々の実践や、本、研修などで知ることができました。

最近の私のお気に入りは「褒め逃げ」です。

私は、今、支援学校の中学部で仕事をしていますが、お年頃の彼らは、大げさに褒められたり、頭をよしよしされるなんて「マジ、やめて😕!!」です。
もちろん、生徒によっては大げさが大好きな方もいるのですが(笑)、その場合は逆に、距離をとって、落ち着いて、「いいね👍」のサインだけですませています。
13歳~15歳という年齢も考えた指導です。

そこで「褒め逃げ」

「ほめる行為は、基本的に一方通行でいいのです。相手の反応は関係なく、こちらがほめたいからほめる、そういう行為です。だからどうぞほめ逃げしてください。玄関で見送る際にほめて、そしてドアをさっと閉める。こうした朝の風景も悪くないと思います。」(発達が気になる子の「ステキ」を伸ばすかかわり方 加藤潔著より)

同じ「褒める」でも、お互いがニヤリとできる「ほめ逃げ」。かなり有効です。ぜひお試しください!


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