Oさんの場合 7
今回で「Oさんの場合」も最終回です。
思わず、長編になってしまいました。
ご感想を是非聞きたいものです。
これほど、「Oさん」のことを考えたのは20年ぶりでした。
あの悩んだ日々を思い出します。
今の私の原点です。
どのように、本人が成長し、家族が(保護者)成長するのか?
そこには、
周囲の変化
周囲のサポートは・・・?
30歳近くになると周囲の環境が変わってきます。
それに伴い、Oさんにも変化がみられるようになります。
機嫌が悪い。
聴覚過敏が激しくなる。
「ヨカたの」に参加できなくなる
お母さんのサポートも限界です。
コロナ禍ですべてが変わってしまいました。
そこで、Oさんの人生を考えて。
お母さんの人生を考えて。
周囲の人の人生を考えて。
入所施設に入ることになりました。
ちょうどコロナ禍で3か月も会えなかったそうですが
本人は、元気に施設生活に溶け込んでいるそうです。
ある日、七瀬公園で走っているときのことです。
ある施設の運動の時間でしょう。
散歩しているところに出会いました。
びっくり。
あの歩き方。
少し、ふっくらして大きくなったOさん。
ウエストポーチはありません。
先頭も歩いていません。
こだわりも少し薄れたようです。
ニコニコで、手を口に当てて、上を向いて笑っていました。
しばらく、ついて歩きました。
ゆっくり時間が流れてました。
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