Oさんの場合  3

 「ヤマたの」にも参加していました。

歩くことへの抵抗感は全くありません。

山用の服装を着こなし、登山靴を用意しての参加でした。

(「ヤマたの」は登山靴をお願いしています。)


お母さんは、「歩くのは大丈夫でしょうが・・・」

かなり心配されていました。

まあ、大丈夫でしょう。

軽く返事をしましたが・・・。




集団での活動は、苦手なことが多かったからなあ・・・。
先頭を歩くのが好きな自由人だからなあ・・。

また、食べることにはこだわりが強く、時間もかかるからなあ・・。


トイレもこだわりが強かったので、
「ヤマたの」でのスタッフは鍛えられたと思います。

それでも、何年間は、続けて参加することができました。
機嫌よく
山服で
集合時間の少し前に表れていました。

事件が起こります。

その当時は、新生支援の駐車場が集合場所でした。
Oさんは、出発、ギリギリの到着になり
参加者はすでにバスに乗車が完了していました

Oさんは、1番にバスに乗ることにこだわっていました。
Oさんは悔し涙を流して大泣き。
こうなると中学部時代は、1時間は動きませんでした。

バスに乗らないOさん
他の参加者は、辛抱強く待ってくれています。


1分経過。

2分経過。
3分経過。
4分経過。
5分経過。

みんなの焦りが時間の経過とともに・・・・。

いろいろ声をかけましたが、本人は動こうとしません。


Oさん
のために、
先頭の席を空け、
スタッフの小野さんが
Oさんを抱えてバスの席まで運びました。

お姫様抱っこで。
素早かったこと。





それまで大暴れで抵抗していたOさんでしたが
席におろしてもらった瞬間、
満面の笑みで
お母さんにバイバイと手を振っていました。


変わり身の速さにスタッフ一同
ニコニコにさせて貰いました。
 

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